南アフリカの決済オーケストレーションプラットフォームRevioが520万ドルのシード調達

南アフリカの決済オーケストレーションプラットフォームRevioは、QEDとPartechがリードするシードラウンドで520万ドルの資金調達を行った。Revioは、複数の決済方法に接続し、失敗を減らすことができるサービスを提供している。アフリカの決済市場は分散しており、無効なカードや不活性な口座、高い紛争率などの要因により、多くの決済が失敗している。

Revioはこの問題に取り組み、デジタルビジネスにとって毎年数十億ドルの収益損失となる失敗した決済を減らすことを目指している。

Revioは、APIを通じて顧客が70以上の決済方法とサービスプロバイダに接続できるようにし、トランザクションのルーティング、自動フェイルオーバー、リアルタイムの顧客エンゲージメントワークフローを提供している。また、Revioは「リアルタイムアクション」を通じて、メール、SMS、WhatsApp、プッシュ通知などのチャネルを活用して顧客を再びチェックアウトプロセスに参加させ、より便利な支払い方法（現金または柔軟な支払いプラン）を提供することで、収益回復を実現している。

Revioは、過去12か月間で受け取った2回目の資金調達である。Revioは、Speedinvest、Ralicap、Everywhere VCなどの投資家から110万ドルのプリシード資金調達を行った。QEDとPartechは、Revioのシードラウンドに参加し、成長段階のパンアフリカンVCであるPartechとともに、通常成長段階の投資を行うことで知られている。

Revioは、アフリカ市場での決済ニーズに対応するためのプラットフォームを構築し、収益を増やすことができると考えている。Revioは、顧客がアフリカ市場をサービスするためのグローバルな小売業者をターゲットにしており、クロスボーダーレコンシリエーション決済の能力を構築するにあたり、いくつかの商社との対話を開始している。Revioは、技術的な能力を開発し、チームを拡大するために、新たな資金を利用する予定である。

Revioのサービスは、アフリカの大手保険会社や大手通信会社を含むさまざまな企業に利用されている。Revioは、過去1年間で収益が10倍に増加し、今後はアフリカ市場を対象にしたグローバルな小売業者にも取り組む予定である。