口腔衛生を革新するProclaimが1,500万ドルを調達、あなたの口腔をジェット洗浄

アメリカに本拠を置くProclaimは12日、カスタムジェットオーラルヘルスシステムの開発・普及のために、直近のラウンドで約1,500万ドルを調達したと明らかにした。このラウンドはKhosla VenturesとGlobal Asset Capitalがリードし、Ensemble Innovation Ventures、SpringRock Ventures、Revere Capitalが参加した。これにより、ProclaimのシリーズBラウンドの調達総額は1,500万ドルに達した。

Proclaimは口腔衛生を革新するための新製品、カスタムジェットオーラルヘルスシステムの開発を進めている。このシステムは、個々の口腔の形状に合わせて3Dプリントされたマウスピースを用いて、7秒間に60回の高圧水ジェットを口腔内に送り、プラークやバクテリアを効果的に除去する。

この新システムの使用は、従来のブラッシングに加えて行うことを推奨しており、クリニカルテストでは、このシステムを使用することで歯茎の出血を10倍、歯茎の炎症を13倍、プラークの蓄積を8倍以上に減少させることが確認されている。

今回の調達によって、Proclaimは製品の初期商用化に必要な資金を得ることができ、2024年の第3四半期には成長を加速するためのCラウンドの準備を進めることが可能になった。また、歯科専門家や消費者に対する啓発活動や教育の推進も視野に入れている。

長期的には、Proclaimは人々の口腔衛生を改善し、全身の健康維持に寄与することを目指しており、「我々の究極の目標は、自宅での口腔ケアと予防医療の新たなカテゴリーとプラットフォームを確立することです」とCalves氏は述べている。