名古屋大学発AIベンチャーのトライエッティング、第三者割当増資により約2.5億円を資金調達、累計調達額が約9.6億円に

image credit:株式会社トライエッティング

名古屋大学発AIベンチャーのトライエッティング、第三者割当増資により約2.5億円を資金調達、累計調達額が約9.6億円に

uniqorns編集チーム 2023.09.07

2023年9月7日に、名古屋大学発AIベンチャーの株式会社トライエッティングが、シリーズBエクステンションラウンドとして、第三者割当増資により約2.5億円の資金調達を実施し、累計調達額が約9.6億円に達したことを発表した。
トライエッティングは、UMWELTというノーコード予測AIを提供しており、専門的な知識がなくても、さまざまな数量を予測できる。

UMWELTは、Excelデータと連携することによりCSVをAI化し、業務を効率化することができる。また、複雑なシフトもAIがワンクリックで作成する自動シフト作成AI「HRBEST」の開発・提供も行っている。

UMWELTは、飲食業、製造業、不動産など、業種業態を問わず、様々なお客様にご利用いただいており、企業様がUMWELTを活用して製品の需要や材料などの必要在庫を予測し、社会課題にアプローチすることが可能である。例えば、飲食店の運営に関わる企業様がUMWELTを活用して食品ロス削減に向けた取り組みを行ったり、レンタル事業の企業様や製造業の企業様が在庫稼働率の上昇や余剰在庫の削減に向けた取り組みを行うなど、UMWELTは社会課題にアプローチすることができる。

導入コスト・開発期間の長大化、専門人材の不足といったAI技術の導入課題を解決することを目的としたUMWELTは、専門的なプログラミング知識なしにシミュレーションを行えるため、現場からは「AIを身近に感じられる」という声があがっている。

資金調達の目的は、余剰在庫・機会損失など属人化による弊害、少子高齢化に伴う労働人口の減少など、様々な社会課題が叫ばれている中、SDGs(持続可能な開発目標)への取り組みが各企業で求められる中、UMWELTが社会課題にもアプローチ可能で、導入企業様が増加していることにある。この度調達した資金を事業拡大に活用し、多くのお客様の業務における課題の解決や社会課題へのアプローチに取り組んでいくとのことだ。