土木設計を自動化するアプリケーション「Structural Engine」を運営する株式会社Malmeがシードラウンドにて1.7億円の資金調達

株式会社Malme（東京都千代田区、代表取締役：高取佑）は、ジェネシア・ベンチャーズとDEEPCOREを引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドにて1.７億円の資金調達を実施した。

この資金を活用し、Malmeは3次元自動設計やベテラン技術の継承を実現するプロダクト開発に取り組むことで、"Malme（マルメ）"の掲げる「ドボクをもっとおもしろく」を具現化していく予定である。

土木業界は公共インフラの老朽化問題や異常気象に伴う災害復旧対応など、多様かつ高難度な問題に直面している。しかし、ベテラン技術者の引退や若手技術者の不足が進行しており、次世代のインフラを支える土木技術者が不足する可能性がある。このような業界の問題に対し、"Malme（マルメ）"はBIM/CIMなどの3次元技術やAI技術を活用し、業界の生産性向上に貢献するDX事業を展開しています。特にBIM/CIMサービスは、業界全体で高く評価されている。

"Malme（マルメ）"は今後、BIM/CIMの技術を進化させつつ、構造解析・設計の3次元化や技術継承へのAI活用に注力する。現場の声をヒアリングし、課題解決に向けた土木設計を自動化するアプリケーション「Structural Engine」や、AIを活用した技術継承システムの開発を進めている。今回の資金調達は、これらのDX事業を拡大・深化させるとともに、新規事業への取り組みを加速するために行われる。