地域イノベーションテックカンパニーのエスイノベーション株式会社、デット含むシードラウンドで5,000万円の資金調達

エスイノベーション株式会社は、地域イノベーションテックカンパニーとして、総額5千万円（デット含む）のシードラウンドの資金調達を実施した。
2021年に首都圏で活躍していた経営陣が集まり、新潟に創業したこのリージョナル・イノベーションテックカンパニーは、新潟県内のVCや事業会社を中心にシードファイナンスを行い、他県への共創事業展開やイノベーションの再現性実証に取り組んでいく予定である。

この資金調達の背景として、同社は2021年にエンジェルラウンドにより、新潟県内でのオープンイノベーション推進や地域イノベーションプラットフォーム【oO（オー）】の開発・運営に取り組んできた。また、新潟県内の中堅・中核企業のオープンイノベーションの取り組みであるイノラボ新潟の運営や、オースペース新潟の出店・運営を通じて、新潟県内の経営者と首都圏スタートアップの連携を推進し、その知見やノウハウの蓄積をしてきた。

今回のシードラウンドでは、新潟県内の金融機関系VC（第四北越キャピタルパートナーズ）が運営するファンドや、中核企業であるナミックス株式会社、新潟ゆかりのエンジェル投資家である神保吉寿氏からのエクイティ調達などを通じて、事業推進を加速させるとともに、他県への展開をスタートし、再現性の実証やデータの蓄積・解析に取り組んでいく予定である。

地域のイノベーションが推進されない課題はあるが、エスイノベーション株式会社は、地域イノベーションプラットフォーム【oO】の開発・運営を強化し、他県への展開を強化しながら、地域連携に取り組み、地域の力で日本経済のアップデートを実現していく。