宇宙ビジネスを全面的にサポートするINAMI Space Laboratory株式会社、シードラウンドにて8000万円を調達——1期目から黒字化を達成

Image Credits: INAMI Space Laboratory株式会社

宇宙ビジネスを全面的にサポートするINAMI Space Laboratory株式会社、シードラウンドにて8000万円を調達——1期目から黒字化を達成

uniqorns編集チーム 2023.06.26

東京都中央区に本拠を置く宇宙ベンチャーのINAMI Space Laboratory株式会社(以下、INAMI Space Lab)は、シードラウンドにて8000万円を調達したことを発表した。
なお、売上は4200万円となり、初期段階での黒字化を達成している。

INAMI Space Labは、人類が新たなフロンティアとなる宇宙に進出する新時代の到来を予見し、宇宙医療や宇宙ビジネスの推進を通じてその実現に向けた取り組みを進めている。代表取締役の稲波紀明氏が率いる同社は、宇宙飛行士だけでなく高齢者や障がい者、医療が必要な人々も含めた全ての人々が、新たなフロンティアである宇宙を目指すことができるよう、医療技術と製品を提供し、民間で宇宙を目指すことができる時代を創ることをミッションとして掲げている。
その一環として、INAMI Space Labは、IHIエアロスペース社とニプロ社との共同開発により、宇宙で使用することを想定した点滴装置の試作品を開発した。この装置は、微小重力環境下でも電源を必要とせずに一定の圧力で輸液を体内に注入できる可能性があるとされている。

また、同社は今回の資金調達により、より幅広いユーザーに向けた宇宙医療機器の開発・提供をさらに進め、民間企業の宇宙進出を支援する予定だ。INAMI Space Labのビジョンは、全ての人々が、宇宙飛行士だけでなく高齢者や障害者、医療が必要な人々を含め、新たなフロンティアである宇宙を目指すことができるようにすることである。
今回の資金調達はその実現に向けた重要な一歩となる。

INAMI Space Labは、宇宙医療の分野でのイノベーションを促進するために、今後も各種の製品開発と事業拡大に取り組んでいく予定である。また、この資金調達を機に、更なる技術者の採用や組織体制の強化を進めるとともに、世界に向けた事業展開を視野に入れ、日本から世界へと進出していく計画を立てている。

宇宙ビジネスの新たなフロンティアを切り開くINAMI Space Labの一歩一歩は、全ての人々が宇宙を目指すことができる新たな時代を創るためのものである。その成長と成功は期待されている。