宇都宮市発・宇宙利用サービスの株式会社BULL、約1.1億円を調達

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宇都宮市発・宇宙利用サービスの株式会社BULL、約1.1億円を調達

uniqorns編集チーム 2023.06.20

宇都宮・栃木県に本拠を置く株式会社BULL(以下、BULL)は20日、初回のラウンドで約1億500万円を調達したと明らかにした。
このラウンド は帝京KITT-1号投資事業有限責任組合及びWing2号成長支援投資事業有限責任組合が参加した。
これは2023年5月31日までに実施したPre-seed ラウンドで、累積調達額は約1億500万円となった。

BULL は、宇藤恭士氏(現・代表取締役/CEO)らにより2023年に創業。"惑星間の⾏き来を当たり前にする"をビジョンに、天体への(再)突入技術を活かした宇宙利用サービスの提供を目指している。
BULLが推進する事業は、微小重力下での実験を可能とする小型衛星の開発と、事前の搭載により搭載先宇宙機のデブリ化を防止する装置の開発である。これらの装置を活用することで、宇宙利用の新たな可能性を広げ、地球の資源問題や環境問題にも貢献することを目指している。

BULLは今回調達した資金をもとに、微小重力下の実験装置(Micro-ISS)及びデブリ対策装置の開発を進める。また、資金調達を通じて得られた資源を活用し、事業パートナーシップの構築・強化と共に優秀な人材の採用を目指す。