将来宇宙輸送システム株式会社、インキュベイトファンド、アニマルスピリッツ1号ファンド、電通ベンチャーズSGPファンド等が出資し、総額5.5億円の資金調達を実施

image credit:将来宇宙輸送システム株式会社

将来宇宙輸送システム株式会社、インキュベイトファンド、アニマルスピリッツ1号ファンド、電通ベンチャーズSGPファンド等が出資し、総額5.5億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2023.08.31

将来宇宙輸送システム株式会社(ISC)は、インキュベイトファンド、アニマルスピリッツ1号ファンド、電通ベンチャーズSGPファンドを引受先とする、総額5億5,000万円の資金調達を実施した。

ISCは、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業である。今回の調達は、完全再使用型の単段式宇宙往還機(SSTO)を用いた高頻度宇宙輸送を2040年代に行うことを最終目標とし、再使用型の宇宙輸送機を開発することを目指している。

同社はこれまで、16名を採用し、4名の出向受入を行っており、JAXAとの間で事業コンセプト共創に関する覚書を締結し、具体的な検討を進めてきた。

今回の資金調達の背景は、事業の進展によるものであり、新規投資家の賛同を得て実現した。ISCは今後、政府のスタートアップ支援策を最大限活用しながら、宇宙輸送システム開発に必要な要素技術の研究開発に取り組み、国際競争力のある宇宙輸送サービス実現を目指していく。
調達資金の使途は、宇宙輸送システム開発に対する要素技術の研究開発に充てる。