小売業者向け卸売市場QogitaがシリーズBで8,600万ドルを調達、欧州でAnkorstoreに対抗

Qogita（コギタ）は、主に健康と美容のセクターにおける小売業者を対象とした、両面電子商取引卸売マーケットプレイスである。同社は、ロンドンのDawn Capitalをリードとする8,600万ユーロ（8600万ドル）のシリーズBラウンドで資金調達した。同社は、この資金を使ってさらに多くのカテゴリに展開する予定である。

これには、これまでに参加していたAccel、Bessemer Venture Partners、LocalGlobeの前投資家も参加した。Qogitaはこれまでに総額1億1900万ユーロを調達している。

中小企業向けの電子商取引小売業者や「オールインワン」の卸売プラットフォームを希望するビジネスをターゲットにしたQogitaは、米国のFaire.com（これまでに17億ドルを調達）やフランスのAnkorstore（3億6500万ユーロを調達）と似ている。また、B2B卸売業オンライン市場を定義したアリババとも多くの点で類似している。

Qogitaは、ロンドンを拠点とするYaniv Toledano（かつてゴールドマン・サックスに勤務）、およびDanny Toledano（米国とイスラエルで事業を展開する石油・ガス探査会社Isramcoの元社長）によって共同設立された。名前からも分かるように、創業者は父と息子である。COOとして2021年に参加したManolis Manassakis（かつてUberのEMEAオペレーションディレクター）は、今年CEOに任命された。

同氏は、2021年にAmazonのような購入プロセスを開始し、時間のないこのセクター向けに最適化されていると述べた。Qogitaは、出荷と配送を含むプロセスを完全に管理する。また、キャッシュフローの問題を抱える中小企業向けにBNPL（Buy Now, Pay Later）プラットフォームも提供している。