新形式のワクチン開発に着手するImophoron、グローバル・ブレインから資金調達

Image Credits: Imophoron Limited

新形式のワクチン開発に着手するImophoron、グローバル・ブレインから資金調達

uniqorns編集チーム 2023.07.07

本拠地をイギリス・ブリストルに置くバイオベンチャーのImophoron Limitedは7日、最新のラウンドで資金調達を実行したことを発表した。ラウンドステージは非公開である。このラウンドは明治安田未来共創投資事業有限責任組合(以下、明治安田未来共創ファンド)が参加した。

Imophoron Limitedは、感染症に対する新しい形式のワクチン開発に注力する企業として認知されている。その中心となる技術がADDomer™であり、この独自のタンパク質工学的知見に基づいて開発されたワクチンプラットフォーム技術は、タンパク質が自然に集合することで一つの大きなワクチン粒子を形成する。その粒子の表面には、多数の抗原を提示することが可能で、高い免疫誘導効果が期待されている。

一般的なワクチンが冷蔵または冷凍保存を必要とするのに対し、ADDomer™技術を用いたワクチンは高い耐熱性を有し、常温での保管や輸送が可能である。また、経鼻投与が可能であることから、重症化の予防だけでなく感染も予防することが期待されている。既存の技術と比較して生産コストが低く、ワクチンの設計から生産までのプロセスが比較的簡便であり、新たな感染症や変異株に対する迅速な対応が期待される。

このADDomer™技術はすべての感染症ワクチンに応用可能で、Imophoron Limitedは既にRSウイルス感染症、チクングニア熱、COVID-19のワクチン候補を見つけ出している。また、ワクチン以外にも、がんをはじめとするアンメットメディカルニーズの高い疾患の治療薬としても開発を進めている。

グローバル・ブレインはImophoronのADDomer™技術の創造性、ワクチンに止まらず治療薬としても活用可能な幅広い応用性、豊富な経験を持つ科学者と経営者のチームを評価し、出資を決定した。今後は明治安田生命保険相互会社と連携し、Imophoronの成長に貢献する方針を示している。

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