東京発・言語AIプラットフォームの株式会社コンシェルジュ、「ChatGPT」事業強化のため累計資金12.5億円を調達——導入社数も約400社へ

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東京発・言語AIプラットフォームの株式会社コンシェルジュ、「ChatGPT」事業強化のため累計資金12.5億円を調達——導入社数も約400社へ

uniqorns編集チーム 2023.06.28

AI言語プラットフォーム「KUZEN」を提供する株式会社コンシェルジュが、今回のラウンドと合わせ累計約12.5億円を調達したと発表した。
このラウンドは、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズをリードインベスターとし、株式会社イノベーションのCVCであるINNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合、株式会社NCBベンチャーキャピタル、株式会社ベクトルからの第三者割当増資及び金融機関からのデットファイナンスが行われた。

株式会社コンシェルジュは、「テクノロジーで、対話の可能性を広げる仕組みを創る」をミッションに掲げ、AI言語プラットフォーム「KUZEN」を提供している。これまでに大企業の業務効率化やマーケティング支援を行い、現在では約400社に導入されている。

2022年11月に登場した自然言語処理AIチャットツール「ChatGPT」の導入を決定し、現在は「KUZEN」との連携を通じてウェブサイトのURL登録だけでコンテンツを理解しユーザーの質問に答えることが可能になった。社内イントラネットやMS Teamsなどでの「ChatGPT」の利用推進にも取り組んでおり、迅速かつ高性能なチャットボットの立ち上げが可能となった。

今回調達した資金は、新規プロダクトの開発およびエンジニア等の採用と組織体制の強化に充てられる。特に、「ChatGPT」関連事業への投資を加速させる予定だ。
今後の計画として、大企業とのPoCの進行に伴い、今秋を目途に「ChatGPT」の実用化に向けた取り組みを進める。