株式会社アイ・グリッド、THE FUND等から30億円を調達 – 累計調達額は280億円に

Image Credits: 株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ

株式会社アイ・グリッド、THE FUND等から30億円を調達 – 累計調達額は280億円に

uniqorns編集チーム 2023.07.31

株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:秋田 智一、以下:アイ・グリッド)は、2023年7月にシニフィアン株式会社およびみずほキャピタル株式会社が共同運営する「THE FUND 投資事業有限責任組合」(以下:THE FUND)等を引受先とした第三者割当増資で、30億円の資金調達を遂行した。これにより、グループ全体での累計資金調達額は約280億円に達した。

アイ・グリッドは、太陽光PPAモデルにおける国内No.1の株式会社 VPP Japan(以下:VPP Japan)を100%子会社化。この手段を通じて資本力を強化し、非FIT分散型太陽光発電所のネットワーク化という次世代エネルギープラットフォームの機能を拡充する。それにより事業の拡大や研究開発の強化につながる。VPP Japanを100%子会社化することで、オンサイト太陽光PPAモデルの展開がさらに加速され、エネルギーマネジメントシステムや蓄電池、グリーンEV充電・活用サービス等と組み合わせたGX(グリーントランスフォーメーション)ソリューションが統合的に提供される。

この度、伊藤忠商事株式会社や東急不動産株式会社等を引受先に加え、THE FUNDを活用した第三者割当増資を通じて、30億円の資金調達が成功的に行われた。

新たに得た資金を基に、VPP Japanを100%子会社化し、グループ全体とアライアンス先との連携により、次の3年間で合計2,000施設、合計500MW以上の非FIT太陽光発電所建設を加速的に推進し、地域内で再生可能エネルギーを最大限利用する『R.E.A.L. New Energy Platform®』の開発を強化する計画である。

今回の調達ラウンドは、国内オンサイト太陽光PPAモデルのリーディングプレイヤーであるアイ・グリッドグループの戦略と、その実績が投資家や事業会社からの信認を集め、持続可能な脱炭素社会の実現に向けた活動と評価された。その一環として、アイ・グリッドは「日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)」への参加や経済産業省の「GXリーグ」への参画を含む、「社会・環境・ガバナンスに配慮したESG対応とその実績」による取り組みが評価された。

また、既発行株式の譲受けにより、JA三井リース株式会社がアイ・グリッドの株式を追加で保有し、株式会社シグマクシス・インベストメントや鈴与商事株式会社を新たに株主として迎える。これにより、株主やステークホルダーと共に「グリーンエネルギーがめぐる世界の実現」を目指すことが可能になる。