シンクサイト株式会社、33億円の資金調達ー累計調達額は90億円に

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シンクサイト株式会社、33億円の資金調達ー累計調達額は90億円に

uniqorns編集チーム 2023.11.28

シンクサイト株式会社は、野村スパークス・インベストメント株式会社をリード投資家とし、以下の投資家を引受先とする第三者割当増資により約23億円を調達した。この第三者割当増資と、本年9月に採択されたNEDOの助成金を合わせた今回の資金調達額は合計33億円となり、助成金を含めたこれまでの累計調達額は90億円となる。

シンクサイト株式会社は、AI駆動型のイメージ認識型高速セルソーティング技術であるゴーストサイトメトリー(以下、「GC技術」)の研究開発と実用化を進める企業である。GC技術は、革新的な高速イメージング技術と機械学習、マイクロ流体技術を融合させることで、新たな細胞に関する研究を可能にし、革新的な治療や検査診断の実現に繋がる。

シンクサイト株式会社は、VisionSort™という次世代細胞分析分離装置を販売しており、グローバル市場での営業・マーケティング活動を積極的に展開している。今回の資金調達により、VisionSort™の量産体制の整備と北米、欧州、アジアにおける販売体制の強化を図り、GC技術のグローバル市場での浸透を目指す。また、さらなる製品やサービスの開発にも取り組み、革新的な製品やサービスを市場に提供していく方針である。

この資金調達には、野村スパークス・インベストメント株式会社をはじめとする複数の投資家が参加した。また、三井住友信託銀行株式会社、豊田合成株式会社、東京センチュリー株式会社、個人投資家2名も新規投資家として参加している。
既存投資家としては、ジャパン・コインベスト3号投資事業有限責任組合、テクノロジーベンチャーズ5号投資事業有限責任組合、リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合が引き続き参加している。

シンクサイト株式会社は、ライフサイエンスや医療の発展と革新を目指すスタートアップ企業であり、先端イメージング、機械学習、マイクロ流体などの技術を組み合わせてイメージ認識型高速セルソーティング技術を開発している。この基盤技術を活用して新しい再生・細胞医薬や医療検査診断、創薬の実現を目指している。