株式会社ファームノートホールディングス、総額8.4億円の資金調達を実施ー累計調達額約53億円に
uniqorns編集チーム 2024.04.19
酪農デジタル・トランスフォーメーション(DX)のリーディングカンパニー、株式会社ファームノートホールディングス(本社:北海道帯広市、代表取締役 小林晋也)は、2023年5月から2024年2月にかけて、グループ全体で総額8.4億円の資金調達を実施した。
今回の資金調達は、オハヨー乳業株式会社、明治ホールディングス株式会社、株式会社日本政策投資銀行、出光興産株式会社、札幌イノベーションファンド投資事業有限責任組合、トモヱ乳業株式会社、千葉道場2号投資事業有限責任組合、KOBASHI HOLDINGS株式会社などを引受先とした第三者割当増資と、株式会社日本政策金融公庫、帯広信用金庫からの借入の2種類で行われた。今回を含む累計での資金調達額は総額で約53億円となる。
ファームノートHDは、完全子会社の株式会社ファームノートを通じて、酪農・畜産(乳用牛・肉用牛生産者)向けのDXソリューションや遺伝・育種改良関連商品の提供により、生産現場の生産性と経営の改善を支援している。
中でも、酪農生産者向けに乳牛から遺伝子情報(ゲノム)を採取し、その解析結果をクラウドで提供するサービス「Farmnote Gene(ファームノート ジーン)」は、国内遺伝子検査市場の約3割のシェアを獲得し、酪農DXを加速させている。
また、完全子会社の株式会社ファームノートデーリィプラットフォームでは二つの牧場を運営しており、FarmnoteのDXソリューションと高度な酪農技術を組み合わせることで、高い生産性を実現している。同社が管理している牛の頭数は約1,500頭である。
今回の資金調達は、以下の3つの事業強化・推進に充当する予定である。
遺伝・育種改良事業の強化・推進
酪農・畜産DX製品群の拡大・強化
顧客基盤拡大に向けたカスタマー・サクセスの充実化とクロスセルの推進
今回の資金調達により、ファームノートHDは事業をさらに拡大し、酪農・畜産業の課題解決に貢献していく。