株式会社プランテックスが第三者割当増資により資金調達

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株式会社プランテックスが第三者割当増資により資金調達

uniqorns編集チーム 2023.11.30

株式会社プランテックス(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山田耕資)は、リアルテックホールディングス株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役:丸幸弘、永田暁彦)が運営するファンド、第一生命保険株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:隅野俊亮)、ロート製薬株式会社(本社:大阪市生野区、代表取締役社長:杉本雅史)等を引受先とした第三者割当増資による資金調達を実施した。

このうち第一生命保険株式会社については、運用収益獲得と社会的インパクト創出の両立を意図する「インパクト投資」としての出資となる。

今回調達した資金は、当社技術を導入した植物工場の展開先拡大に向けた各種量産技術の開発、組織体制・開発体制の強化、及び海外進出への準備費用に活用する予定だ。

独自技術である「密閉型」栽培装置による緻密な栽培環境コントロールを強みとして、生産性や安定性を従来型植物工場よりも格段に向上させた植物工場の企画・設立・運営や、植物工場の可能性を更に広げるための栽培研究を行っている。

ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス株式会社(USMH社)との協業による当社技術を採用した初の大規模植物工場「THE TERRABASE土浦」の竣工を通じて、量産技術を発展させてきた。同工場は1年以上安定稼働を続けており、USMH社傘下のスーパー約200店舗に毎日野菜を供給している。同技術を用いて、株式会社クボタによる農業学習施設「クボタアグリフロント」への栽培装置納入などの実績も上げている。

大型装置による工場事業と両輪となる栽培研究事業に関しては、小型の研究用栽培装置を多数配備した先端植物研究所を開所した。医薬基盤・健康・栄養研究所およびロート製薬株式会社との協業による薬用植物の栽培研究や、宇宙での食料生産を見据えたSPACE FOODSPHEREプロジェクトの推進など、様々な栽培研究に取り組んでいる。

これら植物工場の可能性を広げる活動が評価され、経済産業省によるインパクトスタートアップ支援プログラムであるJ-Startup Impactに選出された。

植物工場としての機能を強化するための自動化等量産技術の開発を進めると共に装置量産体制を整備し、当社植物工場に対する高まる需要にしっかりと応えられる体制を確立する予定だ。

栽培研究事業に関しては、設備拡充を行いながら外部パートナーとの協業も推進し、植物工場の新たな可能性を切り拓く研究成果の積み上げ及び事業化を加速する予定ある。

本邦における量産および栽培研究の実績を土台として、海外への事業展開を本格的に推し進め、当社が掲げる食料生産システムを世界規模で展開することを目指す予定である。

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