株式会社ボルテックス、東和銀行の「サステナビリティ・リンク・ローン」により25億円の資金調達を実現

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株式会社ボルテックス、東和銀行の「サステナビリティ・リンク・ローン」により25億円の資金調達を実現

uniqorns編集チーム 2023.05.30

資産形成コンサルティングを行う株式会社ボルテックス(代表取締役社長 兼 CEO 宮沢 文彦)は30日、株式会社東和銀行(頭取 江原 洋)が提供する「サステナビリティ・リンク・ローン(以下SLL)」により、25億円(期間10年、無担保・無保証人)の資金調達を実行したと明らかにした。

東和銀行のSLLは、企業のSDGs・ESG戦略に連動した融資商品で、企業の持続可能性に対する取組みを継続的に支援することを目指している。
この調達により、ボルテックスは持続可能な地域社会の実現に貢献する一方、社会・環境問題の解決に資する取組みを一層推進する。

ボルテックスは、"区分所有オフィス®"を主軸に、東京都心部を中心に大阪や福岡など日本経済を牽引する主要都市の商業地にある中規模ビルをフロアごとに分譲する事業を展開している。ボルテックスが展開する「VORT」シリーズおよび管理物件は、都心5区を中心に170棟を超えており、そのうち42棟(2023年5月現在)が建築物省エネルギー性能表示制度 BELS認証(Building-Housing Energy-efficiency Labeling System)を取得している。
BELS認証は、既存建築物における省エネ性能を第三者評価機関が評価し認定する制度で、5つの星の数で評価される。上位取得とは4つ・5つ星を取得することで、これによりCO2排出量の削減等、環境や社会への配慮が可能となる。

今回のSLLは、ボルテックスがBELS認証の上位取得を目指す戦略を評価し、その実現に向けた資金提供を行うものである。 この資金調達により、ボルテックスはBELS認証の上位取得物件を増やし、持続可能な地域社会の実現に貢献するとともに、社会・環境問題の解決に向けた取組みを一層推進する。
ボルテックスは、企業のESG(環境、社会、ガバナンス)戦略の一環として、これらの活動を継続的に行うことで、自社の持続可能性を強化し、株主価値を最大化することを目指している。

今後も、環境、社会、ガバナンス(ESG)に配慮した企業活動や、SDGsの達成に向けた積極的な取り組みはますます重要となり、企業の価値と評価に直結していくことだろう。