株式会社大和証券グループ本社、株式会社pafinへの出資及びWeb3関連ビジネスにおける業務提携の検討を開始

Image Credits: 株式会社pafin

株式会社大和証券グループ本社、株式会社pafinへの出資及びWeb3関連ビジネスにおける業務提携の検討を開始

uniqorns編集チーム 2023.08.03

東京・千代田に本拠を置く株式会社大和証券グループ本社は3日、暗号資産の自動損益計算サービス「クリプタクト」を運営する株式会社pafinへの出資を実行したと明らかにした。出資額やラウンドステージについては不明。また、大和証券グループ本社とpafinは、それぞれが展開する事業における協業やWeb3領域での事業の共同開発等の連携を進めるべく、業務提携の検討を開始することを併せて発表した。

大和証券グループ本社は、技術革新と法制度や税制のルール整備によりさらなる発展する可能性を秘めたWeb3領域に早い段階から注目し、様々な取り組みを進めてきた。中核子会社である大和証券では、ブロックチェーン技術を活用したデジタル証券であるセキュリティトークンを2022年2月に事業化し、これまで累計で約226億円を引受けるなど国内最大シェア※の引受証券会社となっている。また、2018年に設立したグループ会社であるFintertech株式会社においては、国内初の暗号資産担保ローンを2020年3月より提供している。

一方、pafinは、ブロックチェーン上の取引や資産状況を可視化し、効率的な管理を可能にするWeb3の家計簿サービス「defitact」をリリースするなど、Web3における課題解決に取り組んできた。

両社は、大和証券グループ本社の金融ノウハウとpafinのWeb3に関わる技術力を融合し、新たな価値を生むべく、協業や事業の共同開発等を進める。提携内容の詳細等については改めて発表する予定である。

なお、大和証券グループ本社の出資は、pafinが実施した第三者割当増資を引き受ける形で行われた。この出資により、pafinは業務提携に先駆けて、事業基盤の強化と新たなサービス開発を進める。この取引は大和証券グループ本社がWeb3市場の更なる発展に向けた一環となる。