株式会社CaTeが8,000万円の資金調達ーシリーズA累計で4.8億円、創業以来総額8.1億円に
uniqorns編集チーム 2024.01.12
株式会社CaTe(以下「CaTe」)は、東京都文京区に本社を置き、心臓リハビリプログラム医療機器事業の推進を行っており、創業以来で合計8.1億円の資金を活用している。
2023年11月、CaTeは三菱UFJキャピタル株式会社、株式会社フジタ・イノベーション・キャピタル、東海東京インベストメント株式会社の共同運営ファンド、および株式会社サムライインキュベートの運営ファンドを引受先とした第三者割当増資により、合計8千万円の資金調達を実施した。シリーズAラウンドの調達金額は総額4.8億円となる。
また、CaTeは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、「NEDO」)の2023年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/ディープテック・スタートアップ支援事業」(以下、「DTSU」)のSTSフェーズに当社事業「運動負荷量最適化機能と心臓リハビリプログラム医療機器の開発(主任研究者:寺嶋一裕)」が採択され、最大1.9億円の助成金の交付を受ける予定であることが発表された。
CaTeは、これまでに6.2億円の資金調達を行っており、助成金を含めた累計資金調達額は8.1億円に達している。これらの資金を活用し、心臓リハビリプログラム医療機器等の研究開発を進めていく予定である。
CaTeは、心疾患患者に対する運動療法を始めとした心臓リハビリを自宅で行うことができる心臓リハビリプログラム医療機器の研究開発を行っている。心臓リハビリは、心疾患患者の再入院・死亡率減少に有効であり、日本では特に外来心臓リハビリへの参加率が低く、再入院を繰り返す患者が多くなっている。CaTeは、遠隔心臓リハビリシステムの早期社会実装を目指し、研究開発を進めている。
今回の資金調達により、CaTeはプロダクトの開発を加速し、臨床研究・薬事・品質保証にわたる組織体制の強化を進める予定である。
CaTeは、心疾患を含む患者に適切な運動療法と行動変容を提供し、健康な未来の実現に向けて取り組んでいくことを目指している。