株式会社Cellest、フューチャーベンチャーキャピタルと大阪信用金庫から初の資金調達——ライブコマースのインフラ化に向けた活動拡大

関西・大阪に本拠を置く株式会社Cellestは19日、初のラウンドで資金調達を行ったと明らかにした。このラウンドはフューチャーベンチャーキャピタル株式会社と大阪信用金庫が共同で設立した「おおさか創業2号投資事業有限責任組合」がリードした。

株式会社Cellestは、関西出身のエンタープレナーである佐々木宏志氏（現・代表取締役社長）らにより2017年に創業。ライブコマース事業を展開し、ライブコマーサーの育成やサポート、ライブ配信自体のプランニング、ライブコマース事業の新規立ち上げに取り組む企業のコンサルティング業務までを一気通貫して提供してきた。

ライブコマースの業界では、コマーサーが商品を実際に紹介しながら視聴者とのリアルタイムな対話を通じて販売を行うことが求められる。この業態は物流、ITインフラ、コンテンツ企画など複雑な要素を必要とし、その構築と運営には多大なコストと時間が掛かる。

その中でCellestは、既存のライブコマースアプリケーションの枠組みを超え、全てを一元化したライブコマースプラットフォーム事業の開発に注力。自社で開発したライブコマーサー専門エージェント「セレスト」を活用し、ライブコマーサーの育成やマネージメント、商品販売までを一括して行うことで、企業がライブコマース事業をスムーズに始められるようサポートしている。

Cellestは今回調達した資金をもとに、ライブコマースプラットフォームの開発および展開を加速する。また、パートナー企業との協業を進め、業種・業態に限らず幅広いパートナー企業との連携を図りながら、日本におけるライブコマースの可能性や在り方を変える。