株式会社favyがシリーズCラウンドで6億円の資金調達ー累計調達額は約28億円に

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株式会社favyがシリーズCラウンドで6億円の資金調達ー累計調達額は約28億円に

uniqorns編集チーム 2024.01.16

株式会社favyは、株式会社博報堂DYベンチャーズなどからの第三者割当増資及び大和ブルーフィナンシャル株式会社からのベンチャーデットにより、シリーズCラウンド合計で約6億円の資金調達を実施した。これにより、累計調達額は約28億円となった。

「飲食店が簡単に潰れない世界をつくる」という目標の下、株式会社favyは、デジタルの力を活かし、飲食業界のマーケティング環境を変えるべく、全国にシェア型フードホールや横丁を展開し、モバイルオーダーやサブスクシステムの開発・提供を行っている。

株式会社favyは、シェア型フードホール「re:Dine GINZA」のオープンを皮切りに、鹿児島県、大分県、宮崎県、宮城県などで横丁を展開しており、入居者のエントリー数は450組を突破し、出店店舗数は80組以上、シェア型フードホール/横丁への合計来場数は約20万人を超えている(2023年12月現在)。

また、株式会社favyは、モバイルオーダーやサブスクシステムを通じて累積される購買データや購入者データを活用し、各店舗のリテールメディア化を本格的にスタートする計画である。

モバイルオーダーのGMVは、2023年4月のサービス提供開始から2023年12月までの期間で、約320%増加した。

株式会社favyは、モバイルオーダーやサブスクシステムとメディアや各媒体の広告タグと連動することで、来店までの情報接触経路や来店単価を算出することができる。これにより、来店計測が可能になり、来店単価を指標に改善することができるようになった。

さらに、購買データや接触データを利用したリテールメディアとしての広告メニューを展開することで、業務効率の改善だけではなく、収益化も行えるモバイルオーダーとして進化していく予定である。

株式会社favyの取り組みは、リテール業界におけるDXの先駆けであり、大型商業施設や飲食・物販店舗のリテールメディア化を推進し、顧客エンゲージメントの増加と効率的な店舗運営を実現している。

株式会社favyのOMOソリューション提供は、リテール業界のDXに博報堂DYグループの生活者発想とクリエイティビティを掛け合わせ、新たな店舗と生活者の関係構築に向けて共に成長を目指す。