株式会社HAKKI AFRICA、シリーズBにて総額15.8億円の資金調達

株式会社HAKKI AFRICAは、アフリカ・ケニアでタクシードライバー向け中古車マイクロファイナンスを展開し、SBIホールディングスをリード投資家とするシリーズBの1stクローズにおいて、総額15.8億円の資金調達（銀行融資含む）を実施した。

HAKKI AFRICAは、金融アクセスの公平性を実現し、アフリカの金融アクセスとイノベーションを推進し、アフリカの経済発展と社会的発展を加速させる重要な役割を担っている。

HAKKI AFRICAが目指すのは「誠実な努力が報われる社会」。テックを最大限に活用したクレジットスコアリングを通じて、HAKKI AFRICAは「誠実に信用を築くことこそが、豊かな人生への近道である」という世論の源流をつくる。

HAKKI AFRICAの事業概要として、日本でも議論が始まったモバイルアプリを利用したタクシー事業は、通勤電車のないケニアの首都ナイロビでは、中間層の移動を支える主要な移動手段であり、多くの雇用を生み出し、ケニアの経済に完全に溶け込んだ一方で、銀行など現地金融機関は旧態依然として与信基準を高く設定したままである。HAKKI AFRICAは個人タクシードライバーの実態に合わせた独自のアルゴリズムを用いたクレジットスコアリングシステムを構築し、機械的に与信審査を行いリスクを限りなく抑えてファイナンスを行っている。

個人タクシードライバーは、レンタカーの時と同じキャッシュフローで返済することで、3年半後に車両を所有できる資産形成プログラムを提供している。
HAKKI AFRICAはSafaricom社のAPIを活用し、モバイルマネー経由の自動返済記帳システムを開発し、人的ミスや内部不正を防止することに成功した。また、複数の日本の金融事業者・メガバンク・地方銀行との提携を深め、低金利かつ多額の調達資金調達が可能になり、より低金利、より大規模な貸付が可能となった。