株式会社Inngest、開発者がバックエンドのワークフローを構築するための支援を行う、300万ドルを調達

Image Credits: Inngest

株式会社Inngest、開発者がバックエンドのワークフローを構築するための支援を行う、300万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2023.07.12

クエリング(キューイング)領域の革新に立脚したオープンソースのスタートアップ企業であるInngestは、開発者がサーバーレスのキュー、バックグラウンドのジョブ、およびワークフローを構築・管理する手助けをすると発表し、GGVによって率いられたシードラウンドで300万ドルを調達したことを発表した。

2021年に元BufferのCTOであるDan Farrelly氏と元Dockerエンジニアであり、医療会社Uniform Teethの元エンジニアリング責任者であるTony Holdstock-Brown氏によって共同設立されたInngestは、クエリング領域の革新上に立つ。

Inngestを使用すれば、開発者は例えば、チェックアウトのワークフローを管理するためのTypeScript向けのサーバーレスキューを作成することができる。開発者は何も設定する必要がない。彼らはイベントが発生したときにInngestにpingを送るだけで、サービスはあなたが定義した関数を起動する。何か問題が発生した場合のリトライもInngestが自動的に行う。

開発者は既存のTypeScriptまたはJavaScriptのコードベースを取り、Inngestにバックグラウンドタスクを処理するための関数を起動させることもできる。これにより、例えば、開発者は新規ユーザーへのウェルカムメールを送るという作業を自分のAPIエンドポイントから分離し、Inngestにバックグラウンドで処理させることができる。

開発者はTypeScriptとJavaScriptで記述された任意の関数を、Inngestによって管理されるサーバーレスの関数に変換することができる。これらの関数はイベント駆動型であり、システムがイベントを検出したときに、ある関数が他の関数を起動することができる。

Inngestのビジネスモデルは、そのプラットフォームがどの程度使われているかによって費用が発生する。つまり、あるユーザーが大量のイベントを処理する必要がある場合、そのユーザーはそれに応じてより多くの費用を支払う必要がある。

また、Inngestは現在、新しいユーザー向けに無料プランを提供している。このプランでは、ある程度までのイベントの処理が無料で提供される。

Inngestはまた、そのコミュニティを大切にしている。そのため、同社は常に新しい機能や改善を提供するためにコミュニティと密接に連携している。