株式会社Mujin、シリーズCにて総額123億円の資金調達

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株式会社Mujin、シリーズCにて総額123億円の資金調達

uniqorns編集チーム 2023.09.05

昨今、高度な自動化技術に注目が集まっている。その中でも、Mujin株式会社は、知能ロボットを中核に産業オートメーション事業を展開し、今回、SBIインベストメント株式会社様をリード投資家として、Pegasus Tech Ventures、アクセンチュア、Dr. James Kuffner、7-Industries Holdings B.V.から第三者割当増資による総額123億円の調達に成功した。これにより、同社の累計資金調達額は205億円となった。

Mujinは、2011年の創業以来、産業用ロボットに知能を与える、知能ロボットコントローラ「Mujinコントローラ」を開発してきた。従来プログラムされた動きを繰り返すものであったロボットに、様々なセンサーとそれを統合するMujinコントローラを接続することで、自律的に環境変化に合わせた動作が可能な「知能ロボット」を構築し、これまで技術的に困難とされていた複雑な工程の自動化を実現している。

今回の資金調達により、Mujinは以下の項目を強化し、今後の高い事業成長を目指す。
1.知能ロボットコントローラや3Dビジョンシステムの更なる高度化と多機能化への技術投資
2.モバイルロボットやデバンニングロボット等の新製品の市場投入
3.様々なロボット製品含む自動化トータルソリューションをワンストップで提供する会社体制の構築
4.現在高成長中の欧米事業の拡大
とりわけ、欧米市場への進出を推進することで、技術的に困難とされていた複雑な工程の自動化技術を世界に広めていくことを目指す。

Mujinは、今後も知能ロボット技術を駆使した高度産業用ロボットソリューションの世界的普及を加速し、テクノロジー市場のリーダーとしての地位を、より一層強化していくことが期待される。