株式会社Newsight Tech Angels、遺伝子治療のリーディングカンパニーEyegenex社への出資を実施

株式会社Newsight Tech Angelsは、遺伝子治療やペプチドによる緑内障の開発に注力するEyegenex, Inc.に対して、$745,000の資金調達を実施したことを発表した。

Eyegenex社は、米国のバイオテック新興企業であり、緑内障の治療に特化している。緑内障は、網膜神経節細胞のアポトーシス誘発の原因である眼内圧を低下させる予防的治療以外に治療法がありません。Eyegenex社の遺伝子治療は、眼内圧を下げる薬や外科的手術に対して抵抗性を示す患者を対象にして評価を行う。Eyegenex社は、二つ目のパイプラインとして、急性緑内障に対するペプチド治療薬の開発を進めている。

Eyegenex社は、コロラド大学のRam Nagaraj教授の動物モデルでの成果をもとにした特許をライセンス導入しており、その成果に基づいて、眼内圧の上昇にともなう網膜神経節細胞のアポトーシスを抑えることができるという。これらのデータは緑内障患者の治療の可能性を示唆するものである。

Eyegenex社は、大動物モデルを用いて遺伝子治療の評価を行っており、IND申請を予定している。NTAはEyegenex社への投資に加え、取締役会のオブサーバーとして積極的に参画することで、同社への研究開発の進展を促進・支援していく予定である。

NTAは、米国新興企業への7番目の投資となり、Eyegenex社の成功に参画できることを誇りに思うと述べた。NTAは、今後も国内外のスタートアップ企業から新たな機会を探っていく。NTAは、今後もグローバルネットワークと豊富な経験を通じて、日本のスタートアップ企業のグローバル展開を支援し、国境を越えた「ダイナミックなエコシステム」の構築に貢献していくであろう。