株式会社SABU、歯科医療のDX推進に向けて2億円を調達——累積調達額は4億円に

Image Credits: 株式会社SABU

株式会社SABU、歯科医療のDX推進に向けて2億円を調達——累積調達額は4億円に

uniqorns編集チーム 2023.08.01

東京都港区に本拠を置く株式会社SABUは本日、直近のラウンドで約2億円を調達したと明らかにした。ラウンドステージは公表されていない。このラウンドはbasepartners、オリックス・キャピタル、ココナラスキルパートナーズ、その他個人投資家が参加した。これは以前に行われた融資を含むもので、累積調達額は約4億円に達した。

株式会社SABUは、齋藤篤氏(現・代表取締役)を始めとする経験豊富なチームにより設立され、歯科医療に特化したクラウドバックオフィスサービスを提供している。歯科医療業界のニーズに合わせたオンライン事務代行サービスを提供することで、医療従事者が治療に専念できる環境を創出し、その業績を向上させている。

一般企業では非コア業務を外部委託するビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)が一般的になってきているが、歯科医療業界にはそうしたニーズに対応したサービスが少ない。SABUはこの問題に着目し、歯科医療業界のためのクラウドバックオフィスを開発した。このサービスにより、歯科医院の日々の業務を効率化し、治療に専念するための時間を創出することを目指している。

SABUが提供する歯科専門クラウドバックオフィスは、オンライン上で歯科医院のバックオフィス業務をサポートするもので、導入後の成果は顕著である。このシステムの導入により、歯科医院の経営者やスタッフは自分たちの専門性を高め、治療の質を向上させる時間を創出できている。

SABUは今回の調達資金を使い、リモートワークを推進し、地方の人材を採用・育成する。さらに、クラウドバックオフィス事業の拡販を加速するためのマーケティング費用にも投資する。そして、歯科専門クラウドバックオフィスのデータを基にシステムを開発し、持続可能な事業構築に向けた投資も行う予定である。