株式会社SAMI Japan、個人投資家と地元金融機関より資金を調達——経営顧問には浅田信博氏が就任

東京・世田谷を本拠地にする株式会社SAMI Japanは20日、近期のラウンドで資金調達を実施したと発表した。ラウンドステージは公表されていない。このラウンドは、株式会社リレーションシップの代表取締役で、他2社の取締役、9社の顧問を務める浅田信博氏を含む複数の個人投資家と地元金融機関が参加した。

株式会社SAMI Japanは、CEO牧野寛氏を中心に設立され、東欧のIT技術者を活用し、海外向けデジタルプロダクトの開発支援などを行っている。その主要サービスとして、大手企業の新規事業立ち上げや、起業家やスタートアップの新サービスのローンチなどに際して、サービスの要件定義から、MVP開発、ローンチ後のPR・マーケティング施策、そしてサービスグロースに伴う開発組織の拡大まで一貫してサポートしている。

企業の新規事業立ち上げやスタートアップの新サービス開発に必要な工程を、アイデアの形成から製品ローンチまで一手に担うことが可能である。これは、開発やデザインを担当する優秀な東欧のIT人材との組織を持つことで実現している。

今回の調達でSAMI Japanは、新たな顧問として浅田信博氏を迎え、新ポストCHO（チーフ・ホスピタリティ・オフィサー）として活動を開始すると発表した。CHOは、顧客へのホスピタリティを重要視し、ビジネスの機会を創出するという役割を果たす。

SAMI Japanは、今回調達した資金を使い、顧客との良好な関係を構築するために、ホスピタリティを感じる営業活動や広報・マーケティング施策を強化する。また、地元の出雲市を活用し、顧客に地元の自然や食文化などの魅力を体感してもらうことも計画している。

さらに、浅田氏がオリジナルで展開してきた「出雲ツアー」を顧客向けに実施し、地元の企業や観光地を訪問して出雲のビジネス環境を体感することで、新たなビジネスの機会を創出する予定である。今後のSAMI Japanの動向に注目が集まる。