株式会社SDK、MSD第二号投資事業有限責任組合より資金調達

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株式会社SDK、MSD第二号投資事業有限責任組合より資金調達

uniqorns編集チーム 2023.10.17

株式会社日本政策投資銀行(以下、DBJ)、三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:堀健一)及び株式会社三井住友銀行(本社:東京都千代田区、頭取CEO:福留朗裕)(3社併せて以下、スポンサー3社)が共同で設立したMSD企業投資株式会社が運営するファンドMSD第二号投資事業有限責任組合(以下、当ファンド)は、SPC(買収目的会社)を通じて、株式会社SDK(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:池田修一、以下、当社)への投資を実行した。

同ファンドは、長期的な視野に立ったパートナーとして企業の経営課題に共に取り組み、それに必要なリスクマネーを供給し、より一層の成長をサポートすべく2021年10月に設立された。DBJは同ファンドからの投資案件のうち、「特定投資業務」の要件に合致するものについては、同業務を活用する。

同社は、半導体製造工程の後工程において必要となるIC用テストソケットを製作するファブレス企業である。その中でもICをモジュール化し、スマートフォンや自動車等の最終製品に搭載する製品検査用のテストソケットに軸足を置き製品開発を行っている。非常に複雑な形状にも対応いたし、迅速かつ正確なテストソケットの設計製作を実現する。顧客に高く評価いただいており、業容を拡大した。

同ファンドは、本件を通じて、同ファンド並びにスポンサー3社が有する幅広いネットワークや知見を提供することで、同社の強みである設計・デリバリースピードや顧客目線で製品を具現化する提案力を一層高めることで、今以上の成長・発展を支援し、グローバルマーケットで当社のプレゼンスを高めていく予定である。

DBJは、本件が、投資先企業が事業承継等を契機としてスポンサー3社のネットワーク等を活用した経営革新を実現することで、オープンイノベーションの推進を通じた本邦企業の競争力強化や地域経済の活性化に寄与するものとして、「特定投資業務」の一環である「DBJスタートアップ・イノベーションファンド」を活用していく。
DBJは、今後も同ファンドの取り組みを通じ、国内企業の成長を支援し、わが国経済の活性化に貢献していくとコメントした。