核融合炉の次世代エネルギー研究、京都フュージョニアリングが105億円のシリーズC調達——累計調達額は122億円に

Image Credits: 株式会社京都フュージョニアリング

核融合炉の次世代エネルギー研究、京都フュージョニアリングが105億円のシリーズC調達——累計調達額は122億円に

uniqorns編集チーム 2023.05.17

株式会社京都フュージョニアリングは、シリーズCラウンドにおいて総額105億円の資金調達を実施した。
本ラウンドでは、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社をリード投資家とし、既存投資家に加え、新たな投資家11社の合計17社から105億円の調達を行った。
これにより、当社の累計調達額は122億円となった。

今回の資金調達により、当社は核融合炉周辺装置やプラントの研究開発を加速させるために獲得した資金と、投資家の持つ知見を活用して取り組んでいく。
また、米国と英国を拠点とした事業拡大を更に強化し、世界的なフュージョンエネルギーの実現と産業化に向けて邁進する予定だ。
企業の成長に伴い、ガバナンスの強化にも取り組み、健全な企業経営を追求していく。

フュージョンエネルギーは、太陽や恒星が発するクリーンなエネルギー源として期待されており、エネルギー問題と地球環境問題の解決に貢献する次世代エネルギーである。国際プロジェクトであるITER計画や民間投資の増加により、フュージョンエネルギーの研究開発は加速し、その実現と産業化への動きが活発化している。 京都フュージョニアリングは、核融合炉周辺装置やプラントに必要な機器・システムの研究開発を担当するプラントエンジニアリング企業である。

当社は企業や研究機関と協力し、フュージョンエネルギーの産業化を推進していく。また、国内外でのサプライチェーン網の構築にも取り組み、機器や部材などの供給体制を整備していく予定である。