没入型ストーリーテリングプラットフォーム「Scriptic」、Bitkraft Venturesらから570万ドルを調達——生成系AIツールの導入でコンテンツ制作の効率化を図る

Image Credits: Scriptic

没入型ストーリーテリングプラットフォーム「Scriptic」、Bitkraft Venturesらから570万ドルを調達——生成系AIツールの導入でコンテンツ制作の効率化を図る

uniqorns編集チーム 2023.07.13

没入型ストーリーテリングプラットフォームを提供するScripticは14日、直近のラウンドで570万ドルを調達したと発表した。このラウンドではBitkraft Venturesがリードし、Amazon Alexa Fund、Tower 26などが参加している。これにより、謎解きやホラー、恋愛などのテーマで展開するインタラクティブコンテンツの提供が期待されている。

Scripticは視聴者自身がストーリーを進行させることができるアプリを開発。テキストチャット、ボイスメモ、動画コンテンツといった多彩な形式を楽しみながら、視聴者は自身の選択で物語を進めていく。

最近の動向としては、生成系AIツールの導入が挙げられる。Midjourney、Runway Gen-2、ElevenLabs、Murf.aiといったAIツールを利用し、テキスト、音声、画像、動画コンテンツの自動生成が可能となっている。これによりシナリオライターの人件費を抑えるだけでなく、リアルタイムな視聴者との対話を生成系AIによって実現。さらに、コンテンツ制作は自社のチームだけでなく、AI制作ツールとしてパッケージ化し、外部のクリエイターにも開放。これにより新たなコンテンツ制作のエコシステム構築が進行している。

ストーリーテリングプラットフォーム市場は、Andreessen Horowitzをリードに1,000万ドルを調達した「Whatifi」などのプレイヤーが存在する成熟した分野である。ただし、コンテンツ制作コストの削減は課題となっており、Scripticはここに生成系AIを用いた効率化を提案することで差別化を図っている。

また、今回のラウンドにAmazon Alexa Fundが参加している点に注目が集まっている。Amazon Alexa Fundは音声ストーリーテリングのスタートアップへの投資実績があり、「NovelEffect」などの企業を支援してきた。特に「NovelEffect」はAlexaデバイスから出る効果音で絵本のコンテンツの没入感を向上させるサービスを展開している。Alexaは比較的オープンな開発者エコシステムを持ち、Scripticが開発した生成系AIツールとの連携を模索している可能性もある。

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