浮体式洋上風車(垂直軸型)の開発に取り組む株式会社アルバトロス・テクノロジーがシリーズAにて4.2億円の資金調達ー累計調達額は5.2億円に

Image Credits:株式会社アルバトロス・テクノロジー

浮体式洋上風車(垂直軸型)の開発に取り組む株式会社アルバトロス・テクノロジーがシリーズAにて4.2億円の資金調達ー累計調達額は5.2億円に

uniqorns編集チーム 2023.12.06

株式会社アルバトロス・テクノロジー(本社:東京都中央区、代表:秋元博路)は、日本政策投資銀行などを引受先として、総額4.2億円のシリーズA資金調達を実施した。この資金調達により、浮体式洋上風車の開発に取り組んでいく予定である。

浮体式洋上風車は、日本の風力発電の主力電源として期待されており、2050年に向けたカーボンニュートラルの実現に向けた重要な役割を果たすものである。従来の着床式洋上風車とは異なり、浮体式風車は、沖合に設置することが可能であり、設備利用率の向上や設置コストの低減が期待されている。

今回の資金調達により、アルバトロス・テクノロジーは、人材の獲得や小型海上実験機の開発・準備などに資金を投じる予定である。また、アルバトロス・テクノロジーは、日本政策投資銀行、三井住友海上キャピタル、三菱ガス化学、三菱UFJキャピタル、株式会社アルバクロス、昭和機械商事、株式会社TOKAIベンチャーキャピタル&インキュベーション、および個人投資家からの出資を受けている。

さらに、アルバトロス・テクノロジーは、浮体式風車の開発において、国内外のさまざまな共同研究パートナーと連携し、技術の研究と開発を進めている。特に、Jパワー・東京電力HD・中部電力・川崎汽船との共同研究が進行中であり、大阪大学大学院工学研究科や革新複合材料研究開発センターICC(金沢工業大学)、福井ファイバーテック株式会社、株式会社みらい造船なども協力している。

浮体式風車の開発は、日本のエネルギー政策において重要な位置を占めている。アルバトロス・テクノロジーは、独自の技術を活かした浮遊軸型風車(FAWT)の開発により、風力発電の効率向上やコスト削減を目指している。FAWTは、従来の浮体式風車と比べてコストが低く、設備費や保守・運転維持費が大幅に削減される。

浮体式風車の開発により、日本は国内のエネルギー供給を確保するだけでなく、環境に配慮した再生可能エネルギーの導入を進めることができる。また、国内での技術開発と製造により、経済効果や雇用創出の面でも大きな効果が期待される。
アルバトロス・テクノロジーでは、この浮体式風車の開発に取り組んでいくための人材を募集している。詳細は、下記採用サイトから確認できる。

株式会社アルバトロス・テクノロジーウェブサイト

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