清控天誠がエンジェルラウンドで資金調達

Image Credits:清控天誠

清控天誠がエンジェルラウンドで資金調達

uniqorns編集チーム 2023.11.02

清華大学の持株会社・清華控股(Tsinghua Holdings)傘下の「清控天誠」が、空港向け自動運転車メーカー「清維如風科技」のエンジェルラウンドで数千万元(数億〜十数億円)を調達した。

出資を主導したのは清華大学の持株会社・清華控股(Tsinghua Holdings)傘下の清控天誠で、同じく清華大学系の匯栄投資(Huirong Investment)なども出資に参加した。この資金は組織拡大、製品開発、プロジェクト運営に充てられる。

清維如風科技は、空港で働く車両のレベル4自動運転機能の開発とデジタル化運営プラットフォームに取り組んでいる。自動運転用ソフトウェアやハードウェアの技術、空港用特殊車両を提供し、空港内の物流を無人化、デジタル化するためのワンストップ型ソリューションを提供している。

清維如風科技は既に自動運転が可能な空港向けの特殊車両を2種類開発し、年内に10カ所以上の空港で試運転を行う予定である。

空港内の運搬業務は無人運転車両の導入シナリオの一つであり、中国の政府機関も空港のスマート化を推進している。清維如風科技は、空港内の運搬業務のスマート化に取り組み、作業効率を向上させることを目指している。