環境に優しい再生プラスチックを手がける上海睿莫環保新材料(Re-mall)がシリーズAで資金調達を実施

Image Credits:上海睿莫環保新材料(Re-mall)

環境に優しい再生プラスチックを手がける上海睿莫環保新材料(Re-mall)がシリーズAで資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2023.12.28

環境に優しい再生プラスチックを手がける中国企業「上海睿莫環保新材料(Re-mall)」(以下、睿莫環保)がシリーズAで数千万元(数億円超)を調達した。武岳峰科創(SummitView Capital)と旭化成の中国投資会社が出資した。

睿莫環保は2015年に設立され、再生プラスチックのリサイクル技術の開発や環境に優しい再生プラスチックのソリューションに注力している。主力製品は、再生ポリプロピレン(R-PP)、再生ポリエチレン(R-PE)、再生ポリスチレン(R-PS)、再生ABS樹脂(R-ABS)という4種類の再生プラスチックで、すでに家庭用化学製品や玩具、繊維、自動車、包装材、日用品などさまざまな分野で活用されている。

世界でカーボンニュートラルに向けた取り組みが進むなか、環境に優しいエコ素材が二酸化炭素(CO2)の排出削減において重要な部分を占めるようになった。再生プラスチックとは、廃プラスチックを洗浄・選別したのち、粒状に加工したり化学的に分解したりして作られたプラスチックのことを指す。再生プラスチック産業は主に、廃プラスチックの回収、プラスチックのリサイクル、再生プラスチックの活用の3つの段階に分けられる。

睿莫環保はこのうちのリサイクルにフォーカスしている。廃プラスチックのリサイクル手法には、燃焼させてエネルギーを利用するサーマルリサイクル、化学的処理を施して原料にまで分解するケミカルリサイクル、熱で溶かして再製品化するマテリアルリサイクルなどがある。同社が採用しているのはマテリアルリサイクルだ。

マテリアルリサイクルで高品質の再生プラスチックペレットを得るためには、廃プラスチックの回収と選別が重要になってくる。睿莫環保は選別効率を高めるため、資源ごみの自動選別装置を開発する「弓葉科技(Databeyond Technology)」と協力して、フードデリバリー・テークアウト用使い捨てフードパックのAI自動選別装置を開発した。

加工の段階では、技術改良や工程改善に取り組み、低炭素や品質向上の要件に合わせて生産の自動化と標準化を進め、再生プラスチックの品質を全面的に高めてきた。そして事前処理、洗浄、選別、造粒を集約したリサイクル工程を作り上げた。また、プラスチックのリサイクルにおけるCO2排出量を可視化するカーボンフットプリント・プラットフォームも提供している。同社の生産する高品質の再生プラスチックは、厳格な材料基準のある分野を含め、多くの業界で新たなサステナブル素材として活用が進んでいる。

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