田んぼの自動抑草ロボットの開発を手掛ける有機米デザイン株式会社が4.4億円の資金調達

Image Credits:有機米デザイン株式会社

田んぼの自動抑草ロボットの開発を手掛ける有機米デザイン株式会社が4.4億円の資金調達

uniqorns編集チーム 2023.11.28

ヤマガタデザイン株式会社グループ会社で、 田んぼの自動抑草ロボット「アイガモロボ」の開発に取り組む有機米デザイン株式会社は、ユナイテッド株式会社と株式会社KXは、有機米デザイン株式会社から4億4千万円の資金調達を行った。ユナイテッド株式会社は、20年以上にわたりスタートアップへの投資を行い、成長を後押ししてきた実績を持つリード投資家である。
一方、株式会社KXは、鹿嶋・鹿行地域で街づくりを推進しており、有機農業を中心とした連携を図っている。

この資金調達により、有機米デザイン株式会社は、田んぼの自動抑草ロボット「アイガモロボ」の量産化技術の確立と品質向上、有機米の生産拡大と販路拡大に取り組む予定である。

有機食品市場の成長が期待される中、農林水産省は有機農業の拡大を推進している。日本国内では、気候変動への対応や化学肥料の使用量削減が求められているが、有機農業は工数がかかるため、省力化・自動化が課題となっている。有機米デザインは、アイガモロボを通じて、有機米の生産支援と流通・販売を行うことで、有機農業の拡大と生産性向上に貢献している。

資金調達の目的は、アイガモロボの量産化技術の確立と品質向上、有機米の産地形成と販路拡大である。有機米デザイン株式会社は、この資金を活用して、有機米の普及・拡大を進め、国が掲げる「2050年までに有機農業の取組面積を25%に拡大する」目標に貢献することを目指している。