目的を持ったフィンテックベンチャーファンドFlourish Venturesが3億5000万ドルの新規資金を確保

Flourish Venturesは、米国と新興市場のフィンテック企業にのみ投資する早期ステージのベンチャーファームであり、新たに3億5,000万ドルの資金を確保した。

この調達により、4年間での総資産は8億5,000万ドルに達した。Flourishは、従来のベンチャーファンドとは異なり、永続的なファンドであり、投資の期限がないことを特徴としている。同社の投資テーゼは、商業的なリターンを提供する潜在力がある企業だけでなく、「制度的な変革」をもたらし、「より公正な金融システムを構築する」ことができると信じられる企業を支援することである。

Flourishは、設立以来、5大陸で71のスタートアップに投資しており、そのうち約半分の資本が米国で投資されている。同社の注目すべき投資先には、最新の資金調達ラウンドで250億ドルの評価額を持つデジタルバンクのChime、16億ドルの評価額を持つブラジルのネオバンクNeon、12億ドルの評価額を持つ組み込みファイナンススタートアップのUnit、30億ドル以上の評価額を持つアフリカの支払いインフラ企業Flutterwaveなどがある。

Flourishは、制度的な変革を実現するために、政策立案者、規制当局、業界リーダー、Alliance for Innovative Regulation (AIR)、Financial Health Network (FHN)、Consumer Reportsなどのエコシステムプレイヤーと協力している。