知財業界のDXを推進するSmart-IP、株式会社アルハートやNGB株式会社らから2,500万円を調達——累積調達額は7,500万円に

Image Credits: Smart-IP株式会社

知財業界のDXを推進するSmart-IP、株式会社アルハートやNGB株式会社らから2,500万円を調達——累積調達額は7,500万円に

uniqorns編集チーム 2023.07.31

東京都港区に本社を置く Smart-IP株式会社は31日、最近のシードエクステンションラウンドで2,500万円の資金調達を実施したと発表した。ラウンドは株式会社アルハート 代表取締役社長 福村 彰展 氏、NGB株式会社 代表取締役社長 宮﨑 潔 氏、その他個人投資家数名が参加した。これは2022年に行われた前回のラウンドに続くものである。今回の調達により、累積調達額は7,500万円になった。

Smart-IPは、湯浅竜氏(現・代表取締役兼CEO)らにより創業。知財業界の業務スタイルをDXでアップデートするサービスを提供している。主力商品の一つである明細書作成サポートシステム「appia-engine」β版の開発を進めている。

知財業界では、特許事務所や企業の知財部門で知財管理の業務が日々行われている。これらの業務は専門的な知識と高いスキルを必要とし、それらを支えるためのITシステムが求められている。しかし、その開発は高額なコストと時間がかかることから、効率的なDXが進んでいないのが現状である。

そこでSmart-IPは、現状の問題を解決するために「appia-engine」を開発した。それは知財業務の業績向上と作業効率化を実現するITシステムであり、今回調達した資金をもとに、2023年12月リリース予定の「appia-engine」β版の開発を進める。

また、特許事務所向けのDX支援コンサルティング及び、特許事務所・企業知財部向けのオーダーメイド知財システム開発の事業拡大も図る。