自律移動型ロボットのSEQSENSE株式会社が総額17.9億円のシリーズB資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2023.08.18
SEQSENSE株式会社は、自律移動型ロボットの開発・製造を行っている企業である。
川崎重工、東北大学ベンチャーパートナーズ、東京センチュリー、フジタ・イノベーションキャピタル、東海東京インベストメント、テイケイ、八十二インベストメント、七十七キャピタル、ジャパンインベストメントアドバイザー、JMTCキャピタルを中心にその他投資家7社を引受先として、総額17億9千万円の資金調達を実施したことが発表された。
今回の調達により、累計調達額は29億9千万円となった。調達した資金をもとに、SEQSENSEは警備ロボット事業の更なる拡大と、川崎重工を事業パートナーとし、共同で屋内配送向けサービスロボット「FORRO(フォーロ)」の事業化を進める。また、SEQSENSEは働き手不足や生産年齢人口の減少といった課題への解決策として、実務利用できるロボットの社会実装を進めていく。
SEQSENSEは、深刻化する働き手不足の解決策として、自律移動型ロボットの開発・製造・サービス提供を行っている。現在は自律移動型警備ロボット『SQ-2』を中心にサービスを提供しており、2019年のローンチ以降、日本全国で約40台のロボットが警備現場で実稼働している。
また、SEQSENSEは自社の持つ高い自律移動技術を他領域でも活用するために、事業バートナーと共同事業を展開している。2022年より、本ラウンドでの引受先でもある川崎重工と共に屋内配送向けサービスロボット『FORRO(フォーロ)』の開発・事業化に取り組んでおり、2023年7月より引受先のフジタ・イノベーション・キャピタルの母体でもある藤田医科大学でのトライアルサービスを開始するなど、事業パートナーとの協力のもと自社だけでは成し遂げることが難しかった他領域での自律移動型サービスロボットの社会実装を実現していく。
SEQSENSEは、今後も労働人口減少に歯止めがきかないなか、その技術力と知見を活かし様々な領域で実務利用できるサービスを実装することで、課題解決を実現することに注力していく。