製造現場のDX化を担う株式会社Smart Craft、総額1.1億円を調達

東京・渋谷に本拠を置く株式会社Smart Craft（以下、Smart Craft）は21日、直近のラウンドで総額1.1億円を調達したと明らかにした。
このラウンドはジェネシア・ベンチャーズがリードし、ANOBAKA、三菱 UFJ キャピタル、エンジェル投資家の守屋実氏が参加した。

Smart Craftは、製造現場のDX化を目指し、製造業界のアナログ業務をデジタル化するクラウドサービス「Smart Craft」を開発・提供している。
このサービスにより、生産指示、工程管理、実績収集、データ分析といった一連の業務プロセスをタブレットやスマートフォンなどのモバイル端末を活用しデジタル化することが可能となる。

製造現場では、担当者が定期的に業務を行い、データを記録し、問題が無いかを確認する必要がある。人手不足や労働生産性の改善の観点からこれらの業務はデジタル化され、記録や分析が自動化されることが望まれているが、既存のツールを利用することができなかったり、適切なデータを蓄積できなかったりすることが多い。

Smart Craftの製造現場DXプラットフォームは、現在行われているアナログの業務をデジタル化し、それをクラウドにアップロードしデータを一元管理し分析する。アナログ業務をデジタル化し、効率化を実現する。

また、今回のプロダクトリニューアルにより、製造現場業務の包括的なDX化を支援し、一元管理により工場全体の生産性向上を実現を目指す。
今回調達した資金は、デザイナーやセールス・カスタマーサクセスなどの採用を行い、組織体制の強化を行っていく予定である。