訪問看護・介護のデジタル化推進に尽力する株式会社CareMakerがXTech Ventures、サイバーエージェント・キャピタル、East Venturesなどから1.2億円の資金調達を実行。地域連携を助け、介護サービスの業務効率化を図るサービスを開始

Image Credits: 株式会社CareMaker

訪問看護・介護のデジタル化推進に尽力する株式会社CareMakerがXTech Ventures、サイバーエージェント・キャピタル、East Venturesなどから1.2億円の資金調達を実行。地域連携を助け、介護サービスの業務効率化を図るサービスを開始

uniqorns編集チーム 2023.07.25

株式会社CareMakerは、XTech Ventures、サイバーエージェント・キャピタル、East Venturesを引受先とした第三者割当増資を行い、日本政策金融公庫などからの融資も加え、合計1.2億円の資金調達を達成した。同社が開発した訪問看護・介護向けスケジュール管理クラウド「CareMaker」に地域連携・多職種連携に必要な顧客管理機能などを追加し、「地域連携クラウド」として大きくリニューアルした。

この新たなシステムは、介護・福祉サービスの提供に際して必要な業務一式を効率的に遂行することが可能で、人手不足という現状を突破して、より多くの利用者へのサービス提供を実現することを支援する。資金調達は、訪問看護・介護現場の課題解決と「個人の尊重が最後まで保たれる社会」の実現に向けた業務効率化のためのプロダクト開発や開発体制の強化、そして人材の採用に活用される予定である。

株式会社CareMakerが提供している特許申請済みのAI技術を活用したスケジュール管理クラウドサービス「CareMaker」は、利用者とスタッフの最適なマッチングと訪問スケジュールの効率化を支援し、スケジュール作成業務時間の削減とスタッフの稼働率向上を実現している。

同社が目指す福祉・介護の現場では、少ない人手でも高品質なサービスが提供可能である。AIとCRMを活用したスケジュール管理及び地域連携クラウドにより、稼働率向上やサービス調整の効率化を達成し、顧客体験の向上を目指す。

訪問看護・介護サービス提供事業者にとって、ケアマネジャー・ソーシャルワーカー・退院調整看護師・相談支援専門員などとの地域連携及び営業活動を効率化し、利用者の依頼件数増加を目指すための機能が「地域連携クラウド」には用意されている。これにより、介護・福祉サービス提供事業者は、利用者とのマッチングや訪問スケジュール作成、業務報告等を一元管理することが可能となる。

また、「地域連携クラウド」は、訪問スケジュールの確認や変更を可能にするだけでなく、訪問スケジュールの履歴管理やレポート作成も可能である。これにより、訪問看護・介護サービス提供事業者は、より円滑な業務遂行と効率的な地域連携が実現できる。