調達ソフトウェアの新興企業Pivot、設立からわずか数ヶ月で2160万ドルを調達

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調達ソフトウェアの新興企業Pivot、設立からわずか数ヶ月で2160万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2023.12.13

フランスのスタートアップ、Pivotはわずか数ヶ月で2,160万ドルを調達した。Pivotは、調達ツールを提供するモダンな支出管理ソリューションで、Oracle NetSuiteの調達コンポーネントやCoupaよりも優れた機能を持っている。Pivotは、長い統合プロセスに頼らず、既存の財務スタックおよびERPとできるだけ連携する。それから、管理者はPivotを自分たちのニーズに合わせて設定できる。

Pivotは、購入依頼フォームを従業員が理解しやすくするため、内部ワークフローの構築にノーコードインターフェースを使用する。さらに、価格が一定の閾値を超える場合、バリデーションルールをトリガーすることもできる。

Pivotは、企業の組織図を使用して、他の従業員にSlackやMicrosoft Teamsで通知を送ることもできる。Pivotを使用すると、財務チームは購入を承認または拒否し、全体像を把握することができる。他のチームも予算を追跡して、過剰な支出(または不足)がないか確認できる。すべてはERPと同期され、ベンダーや請求書の唯一の情報源となる。

Pivotは、企業がコスト削減の方法を探している現在の環境で意味を持つツールである。Pivotの共同創設者でCEOのRomain Libeau氏は、「予定ではこれほど早く資金調達をするつもりはなかったが、初回ラウンドからほとんどの資金が残っている。さらに2,000万ユーロを手に入れたことで、計画を変更し、製品のビジョンを構築し、より早く知名度を上げることができるようになった。我々の実行速度が投資家を説得し、このラウンドを早く行うことになった」と述べている。

Pivotは、年末までに50人のチームに成長する計画であり、次の2年間で毎年倍増することを目指している。Pivotは、10のクライアントで今年を締めくくる予定である。それほど多くの顧客ではないが、Pivotはエンタープライズ向けのSaaS製品を開発している。投資家は、チームの実績だけでなく将来のポテンシャルにも注目していると考えられる。