遠隔接客「RURA」の提供元、タイムリープ株式会社、セーフィー株式会社より資金調達——連携強化、店舗DX・省人化を目指す

Image Credits: タイムリープ株式会社

遠隔接客「RURA」の提供元、タイムリープ株式会社、セーフィー株式会社より資金調達——連携強化、店舗DX・省人化を目指す

uniqorns編集チーム 2023.07.31

東京・千代田を拠点に遠隔接客サービス「RURA」を提供するタイムリープ株式会社は1日、セーフィー株式会社のCVCであるセーフィーベンチャーズ株式会社より資金調達を実施したと明らかにした。ラウンドステージは公表されていない。このラウンドはセーフィー株式会社がリードし、今後の店舗の省人化や接客品質向上に向けたRURAとセーフィーの連携強化が予定されている。

タイムリープは、望月亮輔氏(現・代表取締役)らにより設立され、遠隔地にいるスタッフが店頭に置いてあるモニター越しに来店されたお客様へ接客をするシステム「RURA」を開発・提供している。人手不足が深刻化するサービス業において、レジなどのセルフ化や省人店舗・無人店舗のニーズが増大している中、少人数での大規模店舗接客が可能なRURAは、3名で約70店舗の接客を行う企業も存在する。

一方、セーフィー株式会社は、「映像から未来をつくる」をビジョンとして掲げ、クラウド録画型映像プラットフォーム「Safie(セーフィー)」の開発、運営を行っている。小売・飲食業界での慢性的な人材不足の状況を受け、店舗の省人化やオペレーションの改善にも寄与している。

RURAを導入することでリモートセンターなどの別拠点から複数拠点の接客が可能となるが、防犯カメラの映像を現地でしか見ることができないといった課題も存在していた。しかし、Safieとの連携により、リアルタイムに複数視点の映像を見ながら接客することが可能となり、丁寧な接客が可能になる。

今回の資金調達を通じて、RURAとSafieの連携を強化し、店舗の効率化や人員配置の最適化を実現する。RURA上でSafieのカメラ映像が確認できるようになる他、エッジAIカメラ「Safie One(セーフィー ワン)」の人物検知やエリア検知を通じて、店舗内の顧客動向を取得することが可能となる。

タイムリープ株式会社は今回調達した資金をもとに、これら「映像×遠隔接客」の連携強化および更なるRURAの導入店舗拡大を推進する。