遠隔ICU支援事業のVitaarsが日本政策金融公庫と三井住友銀行から5億円を調達——シリーズCラウンドは10億円に

Image Credits: 株式会社Vitaars

遠隔ICU支援事業のVitaarsが日本政策金融公庫と三井住友銀行から5億円を調達——シリーズCラウンドは10億円に

uniqorns編集チーム 2023.06.29

兵庫・神戸に本拠を置く株式会社Vitaars(以下、Vitaars)は29日、直近のシリーズCラウンドで日本政策金融公庫から3億円、三井住友銀行から2億円を調達したと明らかにした。これにより、シリーズC累積調達額は約10億円に達した。

Vitaars は、医師である中西智之氏(現・代表取締役社長)らにより2016年に創業。同社は遠隔ICUを中心に関連領域での遠隔医療事業を展開している。

医療現場では、集中治療専門医や専門看護師の全国的な不足や地域偏在といった課題が存在する。これらの課題を解消するためには遠隔医療技術の活用が不可欠であり、遠隔ICUとその周辺領域である遠隔麻酔・遠隔救急などに対するシステム・サービスの研究開発が求められている。

Vitaarsは、現在備わっている医療インフラを活用し、ICT技術を駆使して遠隔医療従事者を支援するシステム・サービスの研究開発を行っている。地理的な制約を超えて高品質な医療サービスを提供し、医療の質の均てん化および医療従事者の働き方改革への寄与を目指している。

Vitaarsは今回調達した資金をもとに、遠隔ICUサポートシステムの研究開発とその周辺領域である遠隔麻酔・遠隔救急等の事業推進するための体制構築・強化を推進する。また、遠隔技術の力を最大限に活用し、地理的な制約を超えた医療サービスの提供と、医療の質の均一化に向けた取り組みを強化していく予定だ。更に、ICT技術の力を活用し、地域に散在する集中治療専門医や専門看護師の不足という課題の解決にも寄与する。

【今後の展望】
近年、医療現場でのデジタル化やICT技術の活用が進んでおり、遠隔医療が注目を浴びている。Vitaarsもこれらのトレンドを背景に、遠隔ICUサポートシステムの開発と普及に注力していく予定だ。具体的には、新たな遠隔医療サービスの提供、システム開発のスピードアップ、そして医療従事者に対する支援強化が計画されている。

また、この調達により資金を増強したVitaarsは、既存事業のさらなる拡大と共に、新たな医療領域への進出を視野に入れている。その一環として、遠隔麻酔や遠隔救急といった新しい遠隔医療サービスの研究開発にも力を入れていく。

これからもVitaarsは、遠隔医療の分野での研究開発とサービス提供を通じて、医療の質向上と患者の利便性の向上を図り、医療環境の改善に努めていくことだろう。

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