開発者向けメールプラットフォームResend、シードラウンドで300万ドルを調達——Y Combinator等から出資を受ける

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開発者向けメールプラットフォームResend、シードラウンドで300万ドルを調達——Y Combinator等から出資を受ける

uniqorns編集チーム 2023.07.18

トランザクションメールを送るという問題は、SendGrid、Postmark、Mailgunなど、開発者向けの信頼性の高いメールAPIを提供する企業によってすでに解決されていると考えられている。しかし、それらの企業の多くは近年買収され、最新の開発トレンドに必ずしも追いついていない。そんな中、新興企業のResendは、自社の新たな提案が市場に受け入れられると賭けている。

Resendは、2023年冬のY Combinatorバッチに参加し、本日300万ドルのシードラウンドの調達を発表した。Y CombinatorとSV Angelがこのラウンドに参加した一方で、チームは主に幅広い範囲のエンジェル投資家から資金を集めることに重点を置いていた。投資家には、Elad Gil、Lachy Groom、FigmaのDylan Field、VercelのGuillermo Rauch、SupabaseのPaul Copplestone、Segmentの創業者であるCalvin French-Owenなどが含まれている。

またResendは、人気のあるReact Emailオープンソースプロジェクトの背後にいる企業であり、開発者が簡単にメールサポートをアプリケーションに組み込むためのAPIを提供している。1月のローンチ以来、1万人以上の開発者がこのプラットフォームを利用して、700万以上のトランザクションメールを送信している。

Resendの中核にはReact Emailがあり、これによりユーザーがどこでメールを開こうと、デザイナーが意図した通りに見えることを保証している。開発者はResendを利用して、アカウントを作成するだけで、ほとんど全ての主要なプログラミング言語でメールを送信するためのボイラープレートコードが提供される。

Rochaは、競合他社がフィッシングメールやスパムを送る悪意ある行為を防ぐために、開発者の登録フローにフリクションを加える必要があると指摘している。Resendの人気が高まるにつれて、同社もこれらの問題に直面するようになってきている。しかし、Rochaは、同社の内部ツール「Robocop」がこのような行為を特定し、対抗することができると自信を見せている。