防衛スタートアップのMach Industries、3億3500万ドルの評価額で7,900万ドルのシリーズAをクローズ

Image Credits: Mach Industries

防衛スタートアップのMach Industries、3億3500万ドルの評価額で7,900万ドルのシリーズAをクローズ

uniqorns編集チーム 2023.10.05

Defense tech darling Mach Industriesは、複数の情報源によれば、Bedrock Capitalをリードとする7,900万ドルのシリーズAラウンドを締結し、事後評価額を3億3,500万ドルに押し上げた。

このスタートアップは、Sequoia Capitalをリードとする5,700万ドルのシードラウンドを発表してわずか4か月後に新たな資金調達を行った。Machは、Champion Hill Venturesと1517 Fundから最初の投資を受けている。

Machは、無人航空機や水素発生システムを含む軍事用の水素駆動プラットフォームや兵器の開発を行っている。正直なところ、この会社は具体的な技術についてはあまり詳しく語っていないが、防衛スタートアップには珍しくない。しかし、大きな賭けは、現地で供給される水素が軍にとって戦場で重要な優位性を提供するということである。

Machや他のPentagonと協力するスタートアップたちが提案しているアイデアは、アメリカ政府が従来の防衛システムの調達方法から抜本的な変革をするものである。開発期間が長い非常に精巧なシステムに数十億ドルを費やすのではなく、スタートアップはより安価なシステムをより多く提供し、イテレーションの開発プログラムを行うことを目指している。これはシリコンバレーの特徴とも言えるだろう。

これはBedrockの防衛技術への初めての進出ではない。Andurilなどのマルチユニコーンが巨額の政府契約を獲得し、膨大な資金を調達する中、この分野は過去18か月間でますます多くの投資家を惹きつけている。Bedrockの他の防衛投資には、Anduril、オースティンに拠点を置くAI企業Modern Intelligence、防衛システムスタートアップEpirusなどがある。