障害児と健常児が共用できるIKOUポータブルチェアを開発・販売する株式会社Halu、フューチャーベンチャーキャピタル他から5,000万円を調達——累計調達額は1億6,000万円に

Image Credits:株式会社Halu

障害児と健常児が共用できるIKOUポータブルチェアを開発・販売する株式会社Halu、フューチャーベンチャーキャピタル他から5,000万円を調達——累計調達額は1億6,000万円に

uniqorns編集チーム 2023.07.10

京都・京都市に本社を構える株式会社Halu(以下、Halu)は11日、最新ラウンドで5,000万円を調達したと公表した。このラウンドは、フューチャーベンチャーキャピタルがリードし、ABCドリームベンチャーズ、南都キャピタルパートナーズ、京銀リース・キャピタル、京信ソーシャルキャピタル、中信ベンチャーキャピタルが参加した。これは2022年4月の「IKOUポータブルチェア」販売開始に続くものである。このラウンドを受け、累計調達額は1億6,000万円(融資含む)に達した。

Haluは、障害児・健常児を問わずあらゆる子どもとその家族が利用可能な「IKOUポータブルチェア」等の開発・販売に取り組む企業である。代表取締役の松本友理氏を中心に、インクルーシブデザインを基盤としたプロダクト開発に注力し、子どもとその家族が共に利用でき、また利用したいと感じる商品を世の中に増やすことを目指している。

Haluの「IKOUポータブルチェア」は、大人用の椅子や座席に簡単に取り付け可能なチェアである。チェアが利用できる施設やイベントの拡大により、子連れの家族がこれまでアクセスし難かった外出先にも自由に出かけられ、様々なニーズを持つ人々が共有体験を増やすことができる空間を拡げている。

Haluは今回調達した資金をもとに、IKOUポータブルチェアの企業・団体導入の拡大に注力する予定。IKOUポータブルチェアが利用できる施設やイベントの拡大により、小さなお子さま連れの家族がこれまでアクセスしづらかった外出先に自由に出かけられる機会を増やし、様々なニーズを持つ人たちが体験を共有できる空間を広げ、社会の多様性の可視化につなげていく。

Haluは、同社の事業領域を超えて、様々な強みを持つ他企業・団体との協業においてインクルーシブデザインを実践していくことで、マイノリティの選択肢を増やすこと目指すのみならず、社会全体におけるイノベーションの創出や経済の活性化にもつなげていこうとしている。