非可食バイオマスを原料にして化学品を大量生産し、循環型社会の実現を目指すBioPhenolics株式会社が3,000万円の資金調達を実施

Image Credits:BioPhenolics株式会社

非可食バイオマスを原料にして化学品を大量生産し、循環型社会の実現を目指すBioPhenolics株式会社が3,000万円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.02.13

BioPhenolicsは、JST SUCCESSから3,000万円の資金調達を実施した。
BioPhenolicsは、非可食バイオマスを原料にして化学品を大量生産し、循環型社会の実現を目指している。今回の資金調達により、つくば市に開設された弊社つくば研究所の研究員・エンジニアを拡充し、芳香族バイオ化学品の量産技術立証のためのベンチスケール発酵槽(90L)およびダウンストリームの精製設備の運用体制を確立する。

BioPhenolicsは、バイオや脱炭素に関心を持つ事業開発や次回以降の資金調達を推進できるビジネス人材を募集している。また、東南アジア(タイ、ベトナムなど)を中心に生産拠点を拡大し、グローバルに活躍できる機会を提供する。

BioPhenolicsの事業は、JSTの戦略的創造研究推進事業や研究成果展開事業での高谷教授の研究成果を活用している。同社は、世界で関心を集めるバイオものづくりにおいて、未だ課題となっている大量生産が当社技術により達成されることを期待している。

BioPhenolicsは、創業1年足らずの企業でありながら、バイオ芳香族化学品の量産技術開発を確実に進めていくため、本投資によってキロ単位のサンプルが出せるベンチ設備を運用する人材を採用する。また、日本初の技術を海外展開できる事業開発メンバーも採用し、飛躍の切っ掛けにしたいと思っている。

BioPhenolicsの技術は、筑波大学発のベンチャー企業であり、アカデミアのシーズを社会実装する役割も担っている。私たちは、石油化学品の代替として安価で大量にバイオ化学品を供給することを目指し、スマートセル技術に加え、精製技術と量産化技術の開発に取り組んでいる。


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