韓国の生成AIスタートアップ株式会社リートン、シリーズAラウンドで約16.5億円の資金調達達成——累計調達額は21億円に

Image Credits: 株式会社Wrtn Technologies

韓国の生成AIスタートアップ株式会社リートン、シリーズAラウンドで約16.5億円の資金調達達成——累計調達額は21億円に

uniqorns編集チーム 2023.06.19

韓国の生成AI業界の先駆者とされるリートンがシリーズAで16.5億円の資金調達を完了した。
リートンを運営する株式会社Wrtn Technologies(本社:韓国ソウル市江南、代表取締役CEO:イ・セヨン)は、このラウンドを通じて昨年11月のプレシリーズAラウンドでの4.2億円を含む累積資金調達額が21億円に達したことを明らかにした。 このシリーズAでは、既存株主であるキャップストーンパートナーズがリード投資家となり、新規にZ Venture Capital(ZVC)、Woori Venture Partners、KDB 産業銀行、ハナ銀行、ハナ証券、KB証券などが参加した。


これらの投資家たちは、リートンが展開する生成AIサービスの日本事業にも弾みをつける役割を担っている。 リートンは、GPT-4やNaver Hyperclovaなどの最先端技術を駆使し、自社独自の言語モデルを基盤としたAIポータルサービス「リートン 2.0」を運営している。その中には、韓国初となるAIプラグインプラットフォームも含まれており、Web版に加えてデスクトップやモバイル向けのアプリケーションも提供している。 最近では、2023年5月末に生成AIカンファレンス「GAA2023」を主催した。このカンファレンスには、マイクロソフトやアマゾンウェブサービスなどのグローバル企業が参加した。

日本市場への進出は、リートンのグローバル展開の一環であると語った。 今後リートンは、自社の技術力をさらに強化し、AI技術を使った新しいサービスやプロダクトの開発に注力するという。特に、生成AI技術に基づいた新たなビジネスモデルの創出や、その応用範囲を広げることを目指している。 さらに、同社は社会全体がAI技術の恩恵を受けられるように、AI技術の普及と教育にも力を入れていく方針だ。そのための第一歩として、AIの知識や技術を学べるオンライン教育プラットフォームの開発も進めている。 このような戦略を通じて、リートンはAI技術のパイオニアとしての地位をさらに強固にし、国内外のAI業界におけるリーダーシップを維持・拡大することを目指している。 韓国のAI業界にとって、リートンの成功はAI技術の発展と広がりを象徴するものであり、その進歩は世界的なAI業界の一部となりつつある。その一方で、リートンは常に新たな挑戦とイノベーションを追求し、自社の技術とビジョンを持続的に進化させていくことを約束している。