韓国発のAI家庭教師アプリ「QANDA(クァンダ)」、教育用LLM開発のため800万ドル調達

Image Credits:Mathpresso

韓国発のAI家庭教師アプリ「QANDA(クァンダ)」、教育用LLM開発のため800万ドル調達

uniqorns編集チーム 2023.09.13

QANDAは、韓国のエドテック企業Mathpressoが提供する、幼稚園児から12歳までの子供向け学習プラットフォームである。OCRを使って写真からテキストや数式をスキャンし、解答を提供する。

MathpressoはQANDAのメインアプリの他に、大規模なライブ授業を提供する「Qanda Study」、1対1のオンライン家庭教師プラットフォーム「Qanda Tutor」を提供している。

Mathpressoは、QANDAのAI個別指導サービスを強化するため、教育用の大規模言語モデル(LLM)の開発に着手した。この資金調達で調達した800万米ドルは、LLMの開発に使用される。また、先月、同社はQANDAアプリで、LLMを使って数学の質問に答えるチャットボット「Poly」のベータ版もリリースした。

Mathpressoは、KTのインフラとともに独自のAI技術とデータを使用し、「GPT-4」を含む既存のモデルに見られる、時折間違った情報や信頼できない情報を与えるなどの問題を回避できるLLMを構築する計画だとしている。

さらに、同社は2023年末までに、「英語圏で最大の民間教育市場」だと呼ぶアメリカへの参入を計画していると述べている。Mathpressoは50以上の市場で8,000万人以上の登録ユーザを抱えており、そのほとんどは韓国国外、主に日本、ベトナム、インドネシア、タイからのユーザである。