インドのInsuranceDekhoが新たに6,000万ドルを調達
uniqorns編集チーム 2023.10.11
インドのスタートアップ、InsuranceDekhoは、自動車マーケットプレイスグループCarDekho内でインキュベートされた保険会社で、成長を加速させるために新たな資金調達ラウンドで6000万ドルを調達した。
三菱UFJフィナンシャルグループ、保険会社BNP Paribas Cardif、Beams Fintech Fund、およびYogesh Mahansaria Family OfficeがInsuranceDekhoのシリーズBの資金調達を支援し、インドのスタートアップの評価額は6億ドル以上となった。
今回の資金調達は、InsuranceDekhoにとって2回目の資金調達ラウンドであり、バックヤードにはGoldman SachsとTVS Capitalも含まれている。スタートアップは、カーデコの大株主であることがわかっており、今年2月には1億5000万ドルの資金調達を実施している。
InsuranceDekhoは、国内のほとんどの保険会社と連携し、約40社との直接的な統合を通じて400以上の保険商品を提供している。現在、自動車の保険がスタートアップが販売している最も人気のある保険商品であり、今後は健康や生命保険のカテゴリーにも進出し、中小企業にもサービスを提供する予定である。
インドの保険普及率は現在、GDPの5%未満であり、米国の12%と比較して低い。世界銀行によると、インドの平均所得は年間約2,100ドルである。格付け会社ICRAによると、保険商品を購入したインド人のうち、100ドル未満を費やしていると推定されている。
同社は、国内のすべての郵便番号の約98%に進出しており、市場が成熟するにつれてさらに進展する機会がある。同社は、現在の財務年度において4億3200万ドル相当の保険料を販売し、コアビジネスが利益を上げていると述べている。
InsuranceDekhoは現在、15万人以上のギグエコノミーワーカー、いわゆる「エージェント」に頼っており、市場の教育や保険の販売を行っている。これらの労働者は、見込み客が保険ポリシーについて持つ質問にも答えている。
Digitや上場企業であるPolicyBazaar、AmazonがバックアップするAcko、さらにPaytmやPhonePeなど、多くの企業がインドで保険商品を販売している。Agrawal氏は、フィンテック大手がこのカテゴリーに参入していることは、市場の規模と機会を示していると主張している。