エネルギーマネジメントプラットフォームを構築するNature株式会社が10.2億円の資金調達
uniqorns編集チーム 2024.02.07
Nature株式会社は、東京ガス株式会社、株式会社環境エネルギー投資、KDDI Green Partners Fund、ダイキン工業株式会社、ENEOSイノベーションパートナーズ合同会社、HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND、三菱UFJキャピタル株式会社、横浜キャピタル株式会社から10.2億円の資金調達を行った。
この増資により、Natureは独自のエネルギーマネジメントプラットフォーム「Nature DER Platform(ネイチャー ディーイーアール プラットフォーム)」を構築し、再生可能エネルギー100%の未来の実現に貢献することを目指す。
Natureは、家庭のエネルギー利用の最適化に注力し、スマートリモコン「Nature Remo」やスマホHEMS「Nature Remo E」の開発・販売、電力小売事業者向けの「デマンドレスポンス支援サービス」を提供してきた。2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーの比率を50%以上に引き上げることが政府の目標である。
Natureは、太陽光や風力等のVRE(Variable Renewable Energy:変動性再生可能エネルギー)を増やし、電力の高い自家消費率の実現と電力需要の柔軟な調整力の実現を目指している。Nature DER Platformは、DER(分散型エネルギーリソース)を最適制御するために開発されており、Natureのプロダクトやメーカークラウドを連携させることで効率的なエネルギーマネジメントを実現させる。
今回の調達資金の目的は
1、Nature独自のエネルギーマネジメントプラットフォームを構築
「快適性」「経済性」「環境性」を実現するNature独自のコアテクノロジーによる「Nature DER Platform」の構築を目指す。
2、パートナー戦略で成長を加速
今回の出資社を含む、パートナー企業との協業による普及拡大や連携できる家電・機器の拡張、新プロダクトの開発を行い、Natureプロダクトの普及拡大を目指す。
3、採用の強化
Natureのミッションに共感し、自律性を持って事業・組織の成長に貢献できるメンバーを幅広く募集していく。
Natureは、今回の資金調達で新たなパートナーと共に取り組み、エネルギーマネジメント領域における市場の開拓と企業成長を加速させることを目指している。