シンガポール拠点のThryve.Earth、シードラウンドにて260万ドルを調達

Image Credits: Thryve.Earth

シンガポール拠点のThryve.Earth、シードラウンドにて260万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2024.03.07

シンガポール拠点の炭素プロジェクト開発会社であるThryve.Earthは、Temasek傘下のVC企業であるOpenspaceをリードとするシードラウンドで260万ドルを調達し、これにより同社の総調達資金額は340万ドルに達した。

この資金調達は、既存バッカーである農食品セクターに焦点を当てた投資管理会社であるCapital Codeと、戦略的なエンジェル投資家も参加した。

Thryveは、シンガポールを拠点とし、インドネシア、ブラジル、およびアフリカの一部地域で活動するフルスタックのプロジェクト開発会社である。同社はリモートセンシング、機械学習、高度なモデリングなどの技術を活用して炭素プロジェクトを評価、設計、実施している。

Thryveはまた、農林業、造林、森林再生のための40万ヘクタール以上の土地をサービス提供することも始めた。これにより、年間360万枚以上の炭素クレジットの可能性が生まれている。

Thryveは、新しい資金を使って、プロジェクト評価をリスク回避し、効率化するためのツールの構築、および炭素プロジェクトの設計と実施を促進する。
また、この資金調達により、同社はチームの拡大とアジアとラテンアメリカの他の市場への進出が可能になる。